吃音で悩んでいる方、吃音について関心を寄せている方に向けて、自身の吃音が発症したきっかけについてシェアします。
本記事では、
・何がきっかけで発症したの?
・発症当時の周りの対応について
・他に考えられる原因はないのか
について振り返っていきます。
きっかけは個人差があってそれぞれかと思います。
私の場合は今でも忘れない瞬間があり、それ以降どもっています。
自分としては、国語の授業中に起きたことが原因だと考えていますが、当時親や周囲から言われた原因の推測についてもご紹介していきます。
何がきっかけで発症したの?
小学3年生時、国語の授業。
大造爺さんとガンをクラスみんなでまる読み(一文ずつ読む)をしていた時でした。
順番も決まっていて、まる読みなので、自分がどこを読むかを先に把握することができます。
読めない漢字がないか、どこで区切れるか、を事前準備して、よし、読める!と思い、順番が来ました。
いざ、自信を持ってはつらつと読んでいると、周りからクスクスと聞こえてきました。
違和感を感じながらも一文読み切った時には、クラス全員がクスクス。
何のことかと思い、先生にヘルプを求めるように顔を見ていると、
「段落一つ違うところ読んでるね」
とにっこり言われました。
その瞬間、クラスは大爆笑。
恥ずかしさが体の奥から湧き上がってきて、机の下に隠れたい思いでした。
それ以降も、まる読みは続き、今まで以上に準備を徹底しましたが、読み間違えたときのトラウマがフラッシュバックしてなんか言葉が思うように出てこないときが増えていきました。
自分がどもりだと確信した事件
小学校3年生でどもりの扉を開けた私は、小学校4年生に上がるタイミングでどもりを確信したことがおきました。
それは、新年度の自己紹介のときです。
私の名前は、永田渚(ながたなぎさ)(仮名です)のように、nnのイニシャルでした。(ここは本当)
そして、自己紹介の順番が回ってきて、
「nぬっぬっぬっぬっっnnながた nぬっぬっなぎさです」
と爆発しました。
この時に、自分は周りとは違う変なんだという認識をもち、なぜ名前にnが何個もあるのだとイライラを抱きました。
また、こんな面白い自己紹介は小4からしたらツボにはまってしまいますよね。
自己紹介を言い終わるころには、クラス中大爆笑。
あーあ、やっちゃった。
これら二つの事件が自分がどもるようになったきっかけだと自分ではそう認識しています。
小さなミスを笑われて、周囲から注目された状況で話すことができなくなった。
ミスのトラウマが緊張によって思い起こされ、どもるようになったと。
他に考えられる原因は?
当時、両親や近くのおじさんから言われた原因の候補が以下の通りです。
- 利き手を変えたこと
- 口の筋肉が堅い
- 歯が抜けすぎていた
利き手を変えたこと
私は野球を当時からやっていて、野球チームに入る前までは左投げ左打ちでした。
左の方が力が入りやすいという理由で、左で投げていました。
そして、小学3年時に近くの野球チームに入団したとき、左投げだと守れるところがファーストか外野かピッチャーしかないということに気づいてしまいした。
そこで急遽右投げに転向し、練習をして半年後にどもりが発症。
あまりにも直接的な原因とは考えられなかったのでわからない。
どなたか同じような方がいたらそうなのかも?
口の筋肉が堅い
堅いと言っても一般レベルに堅い程度ですが。
表情筋が弱く、口角がなかなか上がらない。
そのせいでどもったり、滑舌が悪くなるというのは因果関係がはっきりしているので、もしかしたらそうかもしれない。
よく子供はどもりやすいというが、それは話す経験が少ないことが理由だということなのではないかと少し思ってみたり。
症状が続く原因ではないにしても、発症の原因ではあるのかもしれません。
実際、今になって口の筋トレをしてそこそこどもり改善気味なので、因果関係はあるかもしれません。
ただ身体的理由より内面的なよくわからない理由の方が影響大きいなと個人的には感じています。
歯が抜けすぎていた
歯が抜けるのが遅く、前歯上下合わせて6本抜けていました。
これは声が出ないというどもりの症状に影響があるというよりかは、発声後の声色に影響が出そうですよね。
吃音は、そもそもの声を出す息が出ないみたいな現象なので(難発型は)、あまり関係がないかなと考えています。
どうすれば吃りが出なかったのか
ここからは自分がどうすれば吃りが出なかったのかについて振り返ろうと思います。
先ほども少し言及したように、自分のどもりの原因は、ミスを笑われたことにより緊張の高まる場面で話すときにトラウマ的に思いだすことだと認識しています。
緊張の高まりとどもりはある程度相関はある気がしますが、高まりに伴ってトラウマの蘇り度が高まってはいけません。
どんだけミスしても笑わず、トラウマ化を防ぐことができていれば自分の吃音は発症しなかったのではないかと思います。
おわりに
吃音に限らず、何かのミスによってトラウマ化して自分のベストを尽くせないことは誰しも経験あることだと思います。
誰でもミスしてしまうことはあるので、人のミスを笑ったり目の前で馬鹿にしないようにしていほしいと、この記事を読んでいる方に伝えたいです。